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トップページ イベント「コメッセ」 コメッセ2008 2008.11.9 「コメッセ探偵団発表会」レポート
2008.11.9 「コメッセ探偵団発表会」レポート PDF 印刷 Eメール
作者 Administrator   
2008年12月08日(月曜日) 14:35
2008年11月9日、「コメッセ2008」のメインイベント、「コメッセ探偵団発表会」が開催されました。

 

発表形式はパワーポイント資料による5分間のプレゼンテーションです。
どの探偵団も、この日のためにすばらしいパワーポイント資料を用意してくれました。
また、コンベンションホール外ではコメッセ探偵団の詳細な調査・研究結果が展示されている
ひとつぶ展も行なわれていて、そこにも力作ぞろいのパネルや実験の成果物などを展示してくれました。
それでは各探偵団の研究内容を、当日の発表の順番でお伝えします。

 

当日の様子
上から、発表会、ひとつぶ展、授賞式。

 

■モチ米はごはんになれないのか/直江津高校1年生/新潟県知事賞受賞
 どうしてモチ米はウルチ米のように食べないのか、という身近なテーマから、
モチ米は炊飯できないのでは、炊いたモチ米は消化しにくいのでは、
といった様々な仮説を立てて実証してくれました。
中央農業総合研究センター北陸研究センターなどを訪問し、自分達で立てた仮説を
次々に実証していく様子には強いサイエンスへの興味を感じます。
そして、様々なプロセスを経てモチ米はごはんになれるということが実証されました。

 

■もみ殻の発酵/小浦方ファミリー/新潟県教育委員会教育長賞受賞
 2才から41才までで編成されたチームです。
家で使うコンポストのニオイなどが気になったことから、もみ殻を使ったたい肥作りを目指しました。
近所の農家や知人から分けてもらったもみ殻と土、家で出た野菜屑を使い
オリジナルたい肥作りに挑戦してくれています。
たい肥作りはもみ殻の量を変え4種類、数日間に渡り観察を行ないました。
途中、切り返しというたい肥に空気を混ぜる作業を追加すると、発酵がよくすすむことを突き止めました。
また、4種類作ったことによりたい肥作りに適したもみ殻の量があることも発見しました。

 

■「米」の農作業の今・昔/巻総合高校1年生/努力賞受賞
 「米という漢字は八十八という文字でできている」ということから、
機械化が進んだ現在でも88の手間がかかっているのかを調べてくれました。
昔は手で行なっていた田植も今は田植機を使ったり、また一つ一つ手で刈っていた稲刈りも
今はコンバインで行なうなど現在は作業の効率化が大幅に進んでます。
この研究を通してコメの育成から収穫まで、本当に手が掛かる作業だと改めて気づいたそうです。
毎日何気なく食べているコメのありがたみに気づかせてくれる調査となりました。

 

■米粉の料理を科学する/新潟気軽に省エネくらぶ/新潟県教育委員会教育長賞受賞
 現在小麦粉を使用して作られているシフォンケーキやピザを、今、注目の米粉を使って作る、
ということに挑戦してくれました。それに先立ち米粉についての調査も行なっています。
なんと米粉は上新粉といった形で日本では2000年も前から使われているそうです。
今回食材として使用したものは、新潟県で開発された微細製粉技術(特許取得)で加工された米粉。
米粉は小麦アレルギーがある方にも食べられる食材として話題を集めています。
当日は米粉のシフォンケーキの試食もあり、ご来場のみなさんから
「おいしい」という言葉を多く聞くことができました。

 

■いつかもみ殻炭でバーベキュー/大泉Family/努力賞受賞
 廃棄場所に困り野焼きされるなど、厄介物扱いのもみ殻に着目して研究を行なってくれました。
もみ殻から作った炭でバーベキューを行なうという目的で、もみ殻炭作りに挑戦しています。
すでにもみ殻使用100%で作られている燃料もあるようで、今回はその製造過程を参考に炭作りを行なっています。
もみ殻の粉砕・圧縮を万力を使用して行ない、それを燃やして炭を作りました。
圧縮の力が弱くて出来る隙間には、糠を詰めてカバーしています。
完成した炭はもったいなくてまだ火を点けていないそうなので、これからの報告が楽しみですね。

 

■コメから水飴を作る/新潟西高校2年生/新潟大学学長賞受賞
 学校の授業で糖について学んだ際、昔の農家の人がコメから水飴を作っていた、
ということを聞いて今回のテーマを選んだそうです。
水飴の主成分は麦芽糖であり、この麦芽糖の名前に注目するところから研究が始まりました。
ウルチ米、モチ米、コーンスターチをα(アルファ)およびβ(ベータ)アミラーゼ、乾燥麦芽、生麦芽の
それぞれの酵素で分解し実験・観察を行なっています。
実験の結果、どの素材からでも水飴が作れることを実証しました。
当日の展示では実際に作った水飴の試食もあり、来場者を楽しませていました。

 

■コメの温故知新/新潟西高校2年生/奨励賞受賞
 新潟西高校は2テーマに挑戦し、もう一つがコメの温故知新です。
調査を進めた5人のメンバーの家では、スーパーでコメを買わずに自分の家で収穫したり、
親戚から分けてもらうそうです。
事故米の話題などから、自分達にとって身近なコメについて調査をしてくれました。
その結果、宮城のひとめぼれ、秋田のアキタコマチ、そして新潟のコシヒカリは
すべて親子関係にあることを突き止めました。
そして、勢いを増す品種として北海道産のほしのゆめ、ゆめぴりかという品種を紹介しています。
ですが、それに対抗していもち病に強い新潟の品種・コシヒカリBLをあげ、
コメという作物は都道府県ごとの対抗意識が強いことを証明していました。

 

■稲ワラからのバイオエタノール/サッカー大好きクラブ/奨励賞受賞
 コメの非可食部分であるワラを使い、バイオエタノール作りに挑戦してくれました。
バイオエタノールとは、天然資源から微生物の働きによって作られるエタノールです。
稲ワラから分解した糖液を酵母を用いて発酵させて、見事にバイオエタノールを取り出しました。
また、平成20年度末に完成予定のバイオエタノール製造プラントの調査報告もありました。
このプラントでは飼料米・北陸193号を使用して、年に1,000klのバイオエタノールを製造する予定だそうです。
今回の研究のように、稲ワラのような非可食部分からバイオエタノールが製造されるようになるといいですね。

 

■簡単にできるコメの顕微鏡観察/長岡工業高等専門学校中学生クラブ/努力賞受賞
 長岡高専・中学生科学クラブの活動を紹介してもらいました。
このクラブでは、今年度は「食と科学」をキーワードに実験講座を行なっています。
ただ実験室に籠るばかりではなく、田植などの活動や、米粉でパンを作るという活動もおこなっているようです。
当日は顕微鏡とすりガラスを用意し、コメの顕微鏡観察を体験出来るコーナーを設けてくれました。
コメを顕微鏡で見るという貴重な体験を来場者のみなさんは楽しんでいました。

 

発表したコメッセ探偵団のみなさん、おつかれさまでした!
最終更新 ( 2008年12月22日(月曜日) 18:43 )
 

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