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トップページ イベント「コメッセ」 コメッセ2009 コメッセ探偵団発表会レポート
コメッセ探偵団発表会レポート PDF 印刷 Eメール
作者 Administrator   
2009年12月24日(木曜日) 17:20

コメッセ2009」開催からおよそ一ヶ月。
本日は発表順に当日の様子を振り返ってみます。
※2010/1/5 画像を追加しました。


1.「パンにグルテンはなぜ必要か」
池田真史、内山哲也、神村優香(直江津高校2年)

糖の量による発酵の違い、グルテンによる発生した二酸化炭素を逃がさない膜の形成、デンプンが膨らんだ気泡を保つ。これらの要素でパンがふっくら焼き上がることを検証しました。昨年はウルチ米から餅を作り会場を驚かせた三人。実験の過程で挑戦したグルテンを使わない米粉だけのパンも膨らませてしまう、持ち前のアイデアに感心させられました。

 

2.「コメのとぎ汁での野菜栽培の方法を探る」
山際圭子、西潟由佳、笹川摩季、小林成美(巻総合高校農業クラブ2年生)

メンバーの中に大根嫌いがいたことから、自分たちで栽培しておいしく食べられないかということで、化学肥料+水、培養土+水、培養土+とぎ汁で二十日大根を比較栽培しました。とぎ汁で育てた大根は害虫被害が少なく、大きさに違いはないが、鮮やかな虹色で辛い中にも甘みがあるという結果を披露。実験途中の肥料やけ、日照不足、害虫被害などにより育てていた二十日大根が枯れてしまうなどのアクシデントも交えながらの報告で会場を沸かせました。

 

3.「灰汁(あく)巻きの科学」
忠幸恵、松村茜、鍋倉わかな(村上桜ヶ丘高校2年生科学同好会)

「灰汁巻き」という灰を煮立てた灰汁水を使ったチマキのような新潟村上地区にある伝統食。保存性があり、コメを黄金に輝かせるといわれる所以を灰汁水のアルカリ性、フラボノイドにあることを新潟大学の協力を得て科学的に検証しました。さらに地元で作り伝える主婦の方々への取材から、その歴史的背景も報告。地元の食文化を知ってもらいたいという熱意と、地域の方に協力を得た調査手法が評価されました。また、発表の最後に指導にあたってくれた同高校の櫻井先生から、灰汁巻きに対する熱い思いを語って頂いてその熱意が会場のみなさんにも伝わりました。

 

4.「ワラからの紙づくり」
大竹紘子、棚橋美和、田村恵里奈、野村友美(長岡高校1年生)

消却処分されてしまうワラから紙が作れないかと、紙作りに挑戦してくれました。すべてをワラから調達しようと灰汁を煮出したりと高い目標を設定して研究を続け、無事に紙作りに成功しました。ですが、すべてをワラから調達する紙作りは今の段階では難しいと結論付け、次の目標はより美しい紙をすべて稲から作ることだと報告してくれました。当日は実際に作った紙を持ってきて、その色の違いなどを分かりやすく発表しました。

 

5.「コメのとぎ汁から石けんをつくる」
小浦方花歩・小浦方基・小浦方遥(小浦方ファミリー)

昨年はもみ殻で野菜栽培の方法を調査してくれた小浦方ファミリーは、今年はコメぬかから石けんを作って洗濯実験をしてくれました。木綿の布にケチャップ等を付着した洗濯実験と皿洗い実験を通して、コメぬか石けんが十分実用に耐えられる石けんだということを実証しました。会場には新潟大学での実験を手伝ってくれた学生も発表を聞きにきていて、アットホームな雰囲気の発表となりました

 

6.「「ナガコガネグモ」は「カメムシ」の天敵か?」
遠藤鴻明(大河津小学校6年)

発表展示ブースには、クモの標本がたくさん並んでします。ふだん観察している田んぼの生き物に注目して、調査を行ってくれました。クモの巣にカメムシをくっつけてクモがそれをどのように食べていくのかを詳しく観察しています。研究対象が小さいため記録が大変だったと語るなど観察を支える行動力もすばらしく、クモのアミに注目したいと語った今後の調査・研究も楽しみです。

 

7.「米粉の料理を科学する」
梅田久子、鳥井啓子、帆苅里子(新潟気軽に省エネくらぶ)

おそろいのユニフォームで登場してくれました。唯一の主婦チームの発表です。食品自給率の向上、地産池消によるCO2排出の抑制のため、米粉に注目。米粉から作られるシフォンケーキ、ピザはどれもおいしそうです。昨年のテーマ「米粉の料理を科学する」をさらに深めて今年はスイーツ作りに挑戦してくれました。米粉を使用してトマトゼリーを作った様子を報告し、米粉の新しい可能性を示してくれました。会場からはトマトゼリーが食べてみたいという声が上がり、楽しい発表となりました。

 

8.「カエルがかえる(帰る・孵る)田んぼにしたい」
遠藤有紀哉、中野悠愛、瀧澤楽音、滝澤真慧、藤田開、有坂みお、遠藤鴻明、遠藤和華菜、滝澤美希、髙橋太地(環境保全「大河津ネット」活動組織 求草班 求草子供会)

生き物たちと共生できる農業をめざして、守り、伝えていくために、新潟県自然観察指導員の協力で「田んぼの生き物調査」を実施している子供会。指導員から教えてもらった、カエルには吸盤のあるものとないものがいて、吸盤のないカエルは田んぼとコンクリート水路との行き来ができず個体数が減少しているということを確かめる実験・観察の結果発表でした。まずは田んぼで捕獲、そしてジャンプ力・登坂能力の実験でコンクリートの水路から脱出できないカエルがいることを実証。土で出来た水路の問題点、コンクリート水路でも登れる木の坂道を作るという解決方法を取材で突き止めました。今後、この活動が地域でどのように生きてくるのかが楽しみですね。

 

9.「玄米米粉の効果とその利用法」小野沢裕子、田中稔子

コメッセ2009の司会者でもある小野沢さんの研究発表です。玄米の米粉を白米に混ぜると古米でも粘りが出て美味しくなると聞いたことから、新たな活用法が見つからないかと調査してくれました。新潟県農業総合研究所食品研究センターなどで訪問し、食味検査を繰り返した結果、米粉を炊飯時3合に対してたった2グラム混ぜるだけで、香り、つや、甘みに変化が現れる事がわかりました。この研究結果が、県内で活用される日が楽しみです。

 

10.「地域食材を生かしたご当地バーガー「天地人バーガー」の開発」岩田貴之、 牛山光、小笠原舞美、岡本沙穂里、亀田雄人、小島加奈子、山田花子、米島恵(北里大学保健衛生専門学院)

南魚沼市からの活動報告です。「魚沼コシヒカリ」だけに頼った農業政策から脱却しようとしている現状から地域活性化につながる地産地消のご当地バーガーの開発に取り組んでくれました。材料には越後もち豚など地元のものを使い、おいしそうなバーガーを作ってくれました。パッケージなども工夫して作り、すばらしいクオリティです。今後の展開として食べやすさに考慮した新・天地人バーガーの開発に取り組むそうです。地元の食材や可能性を再確認できた、すばらしい発表となりました。

最終更新 ( 2010年1月05日(火曜日) 13:45 )
 

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